NO.1007
自然素材の坪庭
茨城県取手市
動の空間から静の空間へ。
上部の大きな開口部から光と風を届ける坪庭。
今回は道路に面したお家の、コの字型に囲まれたお庭のご紹介です。
デッキはハードウッド仕様の無塗装で、経年変化と風合いで優しい雰囲気を持たせます。
床タイルには、一枚一枚違った表情を見せてくれる自然石の石灰岩を使用しました。
周囲には、防草シートの上に化粧砂利を敷き詰め、雑草に悩まされることなく日常のお手入れも簡単に。
また、少し緑を加えることで空間が和みます。
株立ちのシンボルツリーは、和風洋風どちらの雰囲気にも合わせやすい特徴をもつ、人気のシマトネリコをセレクト。
グランドカバーにはコニファーの仲間である、ブルーカーペットを一部敷き詰めました。この植物は匍匐性があり、横へ横へと伸びていくんですよ。
シンプルでスタイリッシュなステンレス製の立水栓はとても使いやすく、なおかつ全体の雰囲気を壊すことなく、さりげなく存在感をアピールしています。
経年変化が楽しみなハードウッドの色合いも相まって、落ち着いた雰囲気の坪庭をデザイン。ウッドと同様にボーダーの目隠し間仕切りで外部からの視線をカット。
自然石の床タイルはお手入れが簡単。立水栓、鉢ともにステンレス製を使用し、モダンかつシャープな印象もプラス。
ウッドデッキからつながる坪庭。自然石の石灰岩を使用したフロアは、光の当り具合や雨の日にも、違った表情を見せてくれます。
石灰岩の目地を飾るのは植栽と化粧砂利。モダンでシャープな印象の白砕石に比べ、ここでは茶色がかった柔らかで落ち付いた印象の砂利をセレクト。
全体にまとまりのある、家族で過ごす癒しの空間に仕上げました。